包囲された南漢山城の内側では、国家の生き残りをかけた激しい思想闘争が巻き起こっていた。最後まで義理を立てて戦うべきだと主張する「主戦派」と、恥を忍んで生き残りを優先すべきだと訴える「主和派」の対立である。
金尚憲(キム・サンホン)をはじめとする主戦派は、「明への恩義を捨てて野蛮な清に降伏するくらいなら、国ごと滅びるべきだ」と強い決意を崩さなかった。対して崔鳴吉(チェ・ミョンギル)ら主和派は、「国と民が死に絶えてしまえば義理も存在しない」と、現実に根ざした降伏の道を探った。双方とも国を想う情熱に溢れていたからこそ、議論は平行線をたどった。この究極の選択を迫られるドラマは、時代を超えて人々の心を揺さぶり続けている。