ブックオフコーポレーション株式会社の歴史を振り返ると、創業者の坂本孝氏が持ち込んだ「暗い・古臭い」という従来の古書店イメージを覆す明るい店舗づくりが、今日の成功の礎にあることがわかる。誰でも気軽に立ち寄れるオープンな雰囲気は、現代のリユース・中古品小売業界における標準スペックとなった。
物価高が続く現代において、リユース市場の存在感はかつてないほど高まっている。新刊では手が届きにくい話題のビジネス書や、完結済みの人気漫画全巻セットをリーズナブルに揃えられるブックオフは、生活者にとって強力な味方だ。年末年始に多くの人々が店舗へ足を運ぶ背景には、単なる安売り以上の「宝探し」のような体験価値が根付いている。