組織の危機に際し、2026年3月にトップへと就任したのが元日本代表主将の川合俊一会長です。当初はタレント・解説者としての知名度を不安視する声も一部にありましたが、その卓越したコミュニケーション能力とビジネス感覚が、閉鎖的だった協会に新たな風を吹き込みました。
川合会長が着手した最大の改革は、抜本的な役員人事と組織のスリム化です。従来の協会幹部にありがちだった年功序列や派閥構造を排除し、民間企業出身のビジネスプロフェッショナル、女性理事、若手の元トップアスリートを積極的に登用。理事会の議論をスピード感ある「実務型」へとシフトさせました。
また、協会からの公式発表のあり方も刷新。不祥事への対応のみならず、代表チームの選考基準、事業戦略、財務状況に至るまで、ファンやメディアに対して迅速かつ明瞭に発信するスタイルを定着させました。「失敗を恐れず、透明性を保つ」というトップの姿勢が、組織全体の風通しを一気に改善させたのです。