独自の現地取材によって明らかになったのは、恵比寿の隠れ家店が実践する「予算カットの裏ワザ」だ。まず注目すべきは、A5ランクの黒毛和牛を破格で味わえる「切り落としミックス」や「希少部位の数量限定盛り合わせ」の存在である。整形時に出る不揃いな肉を集めたメニューは、見た目の不均一さこそあれ、肉質や脂の甘みは最高級品そのものだ。
訪問の時間帯をずらす「早期来店(17:00〜18:00)」や「遅夜限定ハッピーアワー」を活用するのもプロの常識。ドリンク代を大幅に抑えつつ、上質な肉を定価の3割引き近くで愉しむ仕掛けが各所に隠されている。看板を出さない地下の隠れ家店舗では、広告費を徹底的に削ることで、高品質な黒毛和牛を他店の半額近いプライスで提供しているケースも確認できた。