昆虫綱(Insecta)甲虫目(Coleoptera)のテントウムシ科に属する生き物たちは、成虫だけでなく幼虫の段階から極めて旺盛な食欲を発揮する。国際的な自然科学メディア『National Geographic』の映像ドキュメンタリーなどでも度々特集されるその捕食行動は、まさにミクロ世界の肉食獣そのものだ。
孵化してから成虫になるまでのわずか数週間という短い幼虫期間に、彼らが平らげるアブラムシの数は数百頭から千頭以上にのぼる。成虫になる前の小さな体でありながら、植物の成長を阻害しウイルス病を媒介するアブラムシを片っ端から捕食していく姿は、園芸界において極めて高く評価されている。