「翌朝の肌がプルプルになる」という言説を信じ、美容目的でぼんじりを進んで注文する女性も多い。確かにぼんじりには結合組織が多く、コラーゲンが豊富に含まれているのは事実だ。しかし、この美肌効果をそのまま鵜呑みにするのは危うい。
経口摂取したコラーゲンは胃腸でアミノ酸やジペプチドに分解されるため、食べたコラーゲンがそのまま肌の真皮へ直行するわけではない。それどころか、コラーゲンを摂取しようとして同時に取り込む脂質の量が桁違いに多すぎるのだ。肌のハリを求めるあまりに過剰な皮脂分泌を招き、毛穴詰まりや成人ニキビ、肌荒れを悪化させる皮肉な結果に陥るケースが後を絶たない。美肌を追求するなら、余計な脂質を削ぎ落とした他の食品からタンパク質を補うほうが、代謝の観点からはるかに賢明だ。