館内に一歩足を踏み入れて目を奪われるのが、空間全体を温かく包み込む木材の質感がもたらす優しさだ。ほのかに漂う木の香り。手に触れる手すりや家具のなめらかな感触。北海道が誇る豊かな森林資源の美しさをそのまま形にしたような建築設計は、訪れる者の心を瞬時に解きほぐす。
隣接する「木のおもちゃワールド館 ちゃちゃワールド」との連携も見逃せない。世界中から集められた精巧な木製玩具や、影絵作家・藤城清治氏が手掛けた幻想的な作品群は、子供だけでなく大人の純粋な好奇心をも揺さぶる。指先で木を感じ、木の歴史に触れる。感性を育む「木育」の精神が施設全体の骨格となっており、家族三世代での長期滞在にも理想的な環境が整っている。