静かに展示品を眺めるだけの伝統的な資料館とは、尼崎城は一線を画す。館内に足を踏み入れると、最新技術と体験型エンタメが融合した躍動感溢れる空間が広がる。特に人気を集めているのが、最新のVR技術を駆使したデジタルアトラクションだ。
ゴーグルを装着した瞬間に視界は江戸時代へとタイムスリップ。かつて城下町に広がっていた賑わいや、南側に広がっていた海から望む名城の威容が、驚くほどリアルな3DCGで目の前に立ち上がる。体験型の展示コーナーでは、実際の刀や鉄砲の重さを体感できるレプリカ展示のほか、本格的な衣装に身を包んで侍や姫君になりきれる撮影ブースも大盛況。子どもから大人まで、歴史を「読む」のではなく「体感する」楽しさに没頭できる。