スクリーンやテレビの第一線から退いた彼が選んだ終の棲家は、福井県だった。都会の喧騒を遠く離れ、ホテルでの暮らしを軸にしたシンプルな隠居生活。そこに寄り添う人物として話題を集めたのが、昭和歌謡界の女王・都はるみだ。かつて舞台共演などを通じて深い信頼関係を築いた二人は、互いを高め合い、支え合うパートナーとして静かな日々を共有しているという。
浮き世の浮き沈みに翻弄されることなく、お互いの人生を尊重しながら過ごす福井での日々。贅沢な飾り気のない日常の中で、穏やかな笑顔を見せる彼の姿は、まさに芸能界を走り抜けた者だけが到達できる境地と言える。世間の好奇の目から逃れるためではなく、一人の人間として自然体で生きる道を選んだ結果が、この福井での暮らしなのだ。