白菜単体でも十分に美味だが、相性の良い具材を掛け合わせることでその魅力は幾重にも膨らむ。定番中の定番である油揚げは、白菜のあっさりとした汁に適度な油分とコクを補給し、冷めにくい一杯に仕立ててくれる。
食べ応えを求めるなら豚バラ肉とのタッグが外せない。豚肉のイノシン酸とビタミンB1が白菜の甘みと溶け合い、滋養あふれるごちそうへと早変わりする。さらに、えのきや舞茸といったきのこ類を加えれば、グアニル酸の旨味が重なり、出汁を飲み干したくなるほどの深い余韻が生まれる。冷蔵庫の余り物を包容力高く受け止める柔軟性こそ、白菜が冬の野菜王たる所以だ。