現代のエンターテインメント業界において、「満員御礼」は強力なプロモーション演出としても活用されています。代表的な例が、公開後数週間を経て開催される映画の「満員御礼 舞台挨拶」です。
映画公開初日の舞台挨拶とは異なり、公開後にリピーターがついたり興行収入が好調に推移したりしたタイミングで追加開催される舞台挨拶には、あえて「満員御礼」の冠が掲げられます。ファンへの感謝を伝える場であると同時に、「この作品は大ヒットしている」という話題性をメディアを通じて拡散するPR戦略の役割も果たしています。
また、コンサートや演劇の告知で目にする「チケット完売につき満員御礼!」というフレーズも同様です。完売(Sold Out)という客観的事実に対し、主催者の喜びと感謝の熱量を付加することで、ブランド価値やプレミアム感を一段と高める効果を生み出しています。