全国の商業施設で「近所のアースが閉店していた」という報告がSNS上で話題になることがありますが、これはブランドの撤退や業績不振だけを意味するものではありません。親会社である株式会社ストライプインターナショナルが推進する、全国的な店舗網の最適化とデジタルシフトが主な背景にあります。
ファッション流通業界各社の取材データによると、主な閉店・業態変更の理由は以下の通りです。
- 公式通販「STRIPE CLUB」およびモール型ECへの集約:ZOZOTOWNやRakuten Fashionでの売上比率が高まり、採算性の低い小型実店舗を大型店やオンラインへ統合。
- 複合型店舗(Green Parksなど)への統合:単独店舗から、グループ複数ブランドを一度に試着・購入できる大型セレクトショップ型店舗へのリプレイス。
- SCのテナント契約満了に伴うスクラップ&ビルド:駅ビルや郊外型イオンモールなどでの配置換えと店舗面積の最適化。
かつて宮﨑あおいさんが出演した伝説的なテレビCMによって爆発的な店舗拡大を遂げた同ブランドは、現在「店舗で実物を確認し、ECで限定カラーや割引を利用して買う」というオムニチャネル型の購買体験へと進化しています。店舗数が絞られた分、各拠点の在庫管理やスタッフ教育の質が向上している点も特徴です。