原作ファンにとって忘れられないのが、ドイツの世界的作家ミヒャエル・エンデによる原作『はてしない物語』と、映画版『ネバーエンディング・ストーリー』の間に存在した愛憎劇だ。エンデは完成した映画に対して激怒し、クレジットから自身の名前を外すよう訴訟を起こしたことでも知られている。
彼が特に不満を抱いたポイントの一つが、ファルコンのキャラクターデザインだった。原作の「福龍(フークール)」は東洋の龍を思わせる神秘的な存在だったが、映画では犬のような親しみやすいルックスへ改変された。しかし、結果的にこの親しみやすさこそが、世界中の子どもたちを魅了し、カルチャーアイコンとして定着する最大の要因となった。