アリエクカラコンの危険性は、大きく三つの層に分けて理解すると整理しやすい。
第一に品質問題だ。色素がレンズ表面に露出した製品や、酸素透過率が極端に低い低含水レンズが混在しており、長時間装用で角膜が酸欠状態に陥る。国内承認品では色素をレンズ内部に閉じ込めるサンドイッチ構造が標準だが、安価な海外品ではこの工程が省略されていることがある。
第二に薬事法違反の構造だ。個人輸入の名目で海外セラーから直接購入する場合、たとえ本人が「個人使用」と主張しても、販売者が国内の正規許可を持たなければ事実上の違法流通となる。アリエクのカラコンはこのグレーゾーンに位置するものが少なくない。
第三に度ありカラコンの危険である。度付きコンタクトは瞳孔距離(PD)やベースカーブ(BC)が装用者の目に合致していなければ、ずれ・圧迫・角膜損傷を引き起こす。アリエクでは度数だけを選び、BCやPDの指定ができない商品が大半だ。これが「度あり 危険」と呼ばれるゆえんである。