最大の盲点は、「休養=キャリアの終わり」という短絡だ。日本の組織文化では、長期休養を取った社員が復帰後に重要なポストへ就くケースは少なくない。特に報道機関では、現場の消耗を経験したアナウンサーのほうが、災害報道や被災者インタビューで過度に感情移入せず、しかし冷たくもならない距離感を獲得しやすい。赤木アナの復帰後の語り口が「以前より落ち着いた」と評されるのは、この経験値の裏打ちがある。
もう一つの誤解は「インスタがない=干されている」というものだ。NHKアナウンサーの多くは公式SNSを持たず、局の方針として私生活の発信を控えるのが標準である。赤木アナの場合も例外ではなく、インスタグラムの不在は彼女の意思や局内評価とは直結しない。ネットの反応を分析すると、こうした誤解を前提にした書き込みは2026年以降、急速に減少している。