発端は、アムウェイの公式レシピや会員向けのレシピ共有が「オーブンいらず」「フライパンで焼ける」という手軽さを前面に押し出したことにある。ところが実際に作ってみると、表面は焦げているのに中心が液状のまま、いわゆる生焼け状態で取り出すケースが続出。SNSでは「アムウェイ ケーキ 生焼け」というワードが定期的にトレンド入りし、2026年に入ってもその傾向は収まっていない。
報道各社や調理器具関連の情報によると、生焼けの原因として最も多く挙げられるのは、レシピに記載された焼き時間の想定が、実際の家庭用コンロの火力と一致していないという点だ。アムウェイのクイーンクックウェアは厚手の多層構造で熱伝導が良く、蓄熱性が高い。そのため一度温まると安定する一方、家庭のガスコンロやIHでは機種ごとの火力差が激しく、レシピ通りの時間では中心まで火が通らないケースが頻発している。
さらに、ふたをしたまま加熱する工程が「蒸し焼き」状態を生み、表面だけが先に固まり、内部の熱伝導を妨げるという悪循環も報告されている。これは公式レシピの落とし穴というより、調理器具の特性を理解せずに使った場合に起きる典型的な失敗パターンだ。