日本損害保険協会が公表している自動車盗難事故の実態調査によれば、特定のプレミアムSUVや人気ミニバンに被害が集中する偏りが鮮明になっている。トヨタ自動車株式会社が手掛けるトヨタ・ランドクルーザーやレクサスLXは、海外市場での圧倒的な耐久性とブランド価値から、常に広域窃盗団の標的としてリストアップされている。
中古車情報サイトのカーセンサーでも高値で取引されるこれらの人気モデルは、盗難後に解体され、コンテナに詰め込まれて不正輸出されるルートが確立されている。プロの窃盗グループは下調べを念入りに行い、深夜のわずかな隙を狙って鮮やかに車を持ち去る。