彼女を語る上で欠かせないもう一つの顔が、アパレルブランド「WCJ(ダブルシージェー)」のプロデューサーとしての姿です。かつて一世を風靡したブランド「w♥c」と看板キャラクター「クマタン」でアパレル業界に旋風を巻き起こした彼女ですが、組織の拡大に伴うクリエイティブの齟齬から2013年に同ブランドを離脱。その苦い教訓を活かして2019年に立ち上げたのが現在の「WCJ」です。
ネット上では「若槻千夏 年商」について様々な推測が飛び交っていますが、業界関係者の分析やEC売上規模から試算すると、WCJの売上高は推定10億円〜15億円規模を安定してキープしているとみられます。大手アパレル企業との包括提携ではなく、自社企画・オンライン受注を中心としたD2Cモデルを採用しているため、利益率は極めて高く、無駄な余剰在庫を抱えない筋肉質な経営基盤を構築しています。
彼女の実業家手腕が突出している理由は、過去のブーム時に「急激な拡大がブランドの寿命を縮める」という痛恨の経験をしている点にあります。過剰な出店を行わず、自身のSNSやライブ配信で商品のディテールや着こなし、デメリットまで正直に伝えるコミュニケーション手法が、顧客との強固な信頼関係を築いています。