芸能界で最も知名度と影響力を持つ俳優コミュニティとして語り継がれてきたのが、通称「小栗会」です。発足の原点は2000年代後半、20代半ばだった小栗旬が抱いていた「同世代の役者たちで日本の映画界・演劇界を本気で面白くしたい」「事務所の垣根を越えて芝居論をぶつけ合える場を作りたい」という切実な問題意識でした。
公式な組織ではなく、小栗の熱量に共鳴した役者たちが自然発生的に集まったこの集団には、日本を代表する主役級俳優が勢揃いしています。
【小栗会の主な歴代・主要メンバー】
- 同世代・盟友クラス:山田孝之、綾野剛、松本潤、生田斗真、勝地涼、笠原秀幸、鈴木亮平、ムロツヨシ、藤原竜也
- 後輩・次世代クラス:菅田将暉、坂口健太郎、間宮祥太朗、赤楚衛二、清野菜名
- カルチャー・制作陣:福田雄一(映画監督・演出家)、蜷川幸雄(故人・演出家)
かつては朝まで酒を酌み交わしながら台本を読み合わせ、時には掴み合い寸前の激論を交わす「血気盛んな虎の穴」のような様相を呈していました。しかし、主要メンバーの多くが結婚や子育てを経験し、それぞれが座長として日本映画界を背負う立場となった現在、その質的変化は顕著です。
2026年時点の小栗会は、頻繁に集まる宴席の場ではなく、「互いの表現力をリスペクトし、必要な局面で即座に連携できるプロフェッショナル・ネットワーク」へと成熟を遂げています。