ふたりの出会いは、遠藤航が若手として頭角を現し始めていた時期まで遡る。当時、神奈川大学に通っていた遠藤愛美さんと、湘南ベルマーレのユースからトップチームへと昇格を果たしプロとしての歩みを踏み出したばかりの19歳の遠藤。共通の知人を介して知り合ったふたりは、互いに飾らない人柄に惹かれ合い、ごく自然な形で交際へと発展した。
プロサッカー選手としてのキャリアが本格化する過渡期であり、先の見えない不安も膨らむ若手時代。そんな時期を静かに支え続けたのが愛美さんだった。20歳という若さでの早期結婚は、当時のサッカー界でも大きな話題を呼んだが、遠藤にとっては「早く家庭を持ち、サッカーだけに没頭できる環境を作りたい」という揺るぎない覚悟の表れでもあった。