Q1:表作と裏作は、どちらを指しているのか分からなくなることがあります。簡単な見分け方はありますか?
A1:その地域における「主たるメイン作物」が表作です。日本の水田二毛作においては、主食であり春から夏にかけて最も長く栽培される「米」が表作となります。その収穫後のすきま期間(秋〜翌春)に副次的に作られる麦や野菜が裏作です。
Q2:1年に3回栽培する「三毛作」や「三期作」という言葉もありますが、日本でも行われているのですか?
A2:熱帯・亜熱帯地域(東南アジアのメコン川流域など)では、年間を通じて気温と水が十分なため稲の三期作が広く行われています。日本国内では気候的な制約から極めて稀ですが、温暖な地域の一部畑作地帯において「春野菜+夏秋野菜+冬野菜」といった組み合わせの三毛作が局所的に実践される例があります。
Q3:中学入試や高校入試の地理で、もっとも間違えやすいひっかけパターンは何ですか?
A3:高知県の農業に関する出題です。「高知県=二期作」と古い知識のまま丸暗記していると、「現在の高知平野で行われている特徴的な農業は何か?」という問いに対して誤答します。正解は「促成栽培(ビニールハウス等を用いた野菜の早期出荷)」であり、二期作から促成栽培へ転換した歴史的理由(台風対策と米余り)まで把握しておくことが満点への必須条件です。