ここ数年、国内の飲料コーナーに異変が起きている。かつて定番だった炭酸飲料やスポーツドリンクの成分表から、あの見慣れた文字列が姿を消しつつあるのだ。代わりに台頭してきたのが、植物由来の天然甘味料や、甘さを極限まで抑えた「微糖」「無糖」のラインナップである。
背景にあるのは、消費者の圧倒的な「糖質回避」シフトだ。特にZ世代を中心とする若い層は、単にカロリーを気にするだけでなく、原材料の「質」にこだわる。人工的なプロセスを経て作られた液糖を避け、よりナチュラルな甘みを求める声が、メーカーの製品開発を根本から変えつつある。