痛みの原因によって、冷やすべきか温めるべきかの処置は正反対になります。間違ったセルフケアは症状を悪化させるため注意が必要です。
【プロの結論】原因別の正しいファーストエイド
- 赤く腫れて熱がある場合(細菌感染・急性炎症):無理に温めたりマッサージしたりせず、患部を冷水や保冷剤で軽く冷やし、清潔を保って安静にします。膿を自分で針などで針刺しして出す行為は、深部感染(骨髄炎や腱鞘炎)を引き起こすリスクが高いため絶対に避けてください。
- 関節のこわばり・冷えが中心の場合(変形性関節症・レイノー現象):ぬるま湯で手を温めたり、手袋を着用して保温します。ヘバーデン結節の急性期で痛みが強い場合は、テーピングで関節の動きを適度に制限することが関節保護につながります。
迷ったときの診療科選びの基準
受診先を選ぶ際は、以下の基準を参考にしてください。
- 整形外科(手外科専門医):指の関節の変形・痛み、手首から指先にかけてのしびれ、爪下のピンポイント激痛(グロームス腫瘍疑い)。
- 皮膚科・形成外科:ささくれ周辺の赤み・腫れ・化膿、巻き爪による炎症、皮膚のただれ。
- 膠原病内科・リウマチ科:指先が真っ白に変色する、両手の複数の関節が対称性に腫れて朝こわばる。