伝統的な和菓子店が手掛ける本わらび餅と、スーパーで購入できる市販のわらび餅には、原材料以外にも明確な違いが存在します。それぞれの特徴を整理しました。
まず最大の違いは「色と透明感」です。本わらび粉100%で作られたわらび餅は、ポリフェノールなどの成分を含むため濃い茶褐色から黒っぽい色合いをしています。一方、スーパーのわらび餅が無色透明で美しいガラス玉のような輝きを放っているのは、精製された澱粉を使用しているためです。
食感と賞味期限にも大きな隔たりがあります。本わらび餅は、口に入れた瞬間に体温でほどけるようなトロトロの口どけが特徴ですが、時間が経つと急速に老化して弾力を失うため、「賞味期限は出来立てからわずか数時間」とされています。対して市販の澱粉系わらび餅は、プルプルとした弾力と歯切れの良さが際立ち、数日間にわたってその弾力を保てるよう設計されています。