長年メディアで3人揃った姿を見る機会が減ったことから、検索エンジンでは「コント赤信号 解散理由」「コント赤信号 不仲」といったキーワードが頻出しています。結論から言えば、コント赤信号は結成から現在に至るまで一度も解散していません。
なぜトリオとしてのレギュラー番組や合同公演が減少したのか。報道各社のインタビューや関係者の証言を総合すると、決定的な理由は「3人の目指すエンターテインメントの方向性が高度に専門化したこと」にあります。
- 渡辺正行:司会業、タレント活動、若手お笑い芸人の発掘・育成、舞台プロデュース
- ラサール石井:演劇の演出家、劇作家、声優(『こちら葛飾区亀有公園前派出所』両津勘吉役など)、社会派論客
- 小宮孝泰:本格派舞台俳優、シェイクスピア劇、英語落語、落語家(三遊亭金八の弟子筋としての高座)
お笑い界のトリオによく見られる「金銭トラブル」や「主導権争いによる確執」ではなく、各自が舞台演劇や落語、司会といったソロ領域でトップクラスの評価を得た結果、物理的に3人のスケジュールを年間で固定することが難しくなったというのが実態です。
テレビ特番や記念イベント、舞台の節目では現在も「コント赤信号」として集結し、昔と変わらない息の合った掛け合いを披露しています。互いの活動を尊重し、無理にグループ活動を縛らない「大人の距離感」こそが、半世紀近くグループが瓦解しなかった最大の秘訣です。