劇中でライバルの長与千種役を演じた唐田えりかとの肉体的なコントラストも、作品の真実味を決定づけた要因だ。167cmの長身を誇る唐田えりかに対し、158cmのゆりやんレトリィバァがリング上で対峙したとき、独特の緊迫感が生まれる。
かつて全日本女子プロレスが誇った黄金期の熱量を蘇らせるため、両者は撮影前の数ヶ月間にわたり、過酷なプロレス合宿を共にした。竹刀を振り回し、相手を打ちのめすダンプ松本の立ち振る舞いは、158cmという物理的サイズを感じさせないほどの恐ろしさと悲哀を醸し出していた。二人の肉体がぶつかり合う重厚なアクションは、国内外の視聴者を唸らせた。