日本卓球協会や国際オリンピック委員会の公式データによると、福原愛の公称身長は155cmである。日本の成人女性の平均身長(約158cm)と比較してもやや小柄な部類に入るが、彼女が現役時代に世界最高峰の舞台で見せたプレーからは、そのコンパクトな体格を感じさせない重圧感が漂っていた。
特に圧巻だったのは、日本卓球史に燦然と輝くロンドンオリンピック卓球女子団体での銀メダル獲得、そして続くリオデジャネイロオリンピック卓球女子団体での銅メダル獲得という快挙だ。155cmという体格から繰り出される超ピッチの前陣速攻プレーは、体格に勝る海外の大型選手たちを何度も圧倒した。身長の低さをハンデとするどころか、重心の低さと俊敏性を生かした武器へと昇華させていたのである。