テレビ離れが叫ばれる一方、広告業界における女優のキャスティング基準はここ数年で激変しました。現代の広告主が「次に跳ねる女優」を見出す際、重視しているポイントはどこにあるのでしょうか。
第一に挙げられるのが、「15秒でストーリーを語れる表現力」です。セリフがなくとも、視線ひとつ、口元のわずかな動きだけで視聴者の感情を揺さぶる演技力を持つ新人が重宝されます。ショートドラマや配信作品で経験を積んだ若手女優が、突如として全国ネットのCMに大抜擢される事例が相次いでいます。
第二に、ネットの反応と評判を瞬時に巻き起こすソーシャル拡散力です。CMがオンエアされた瞬間に切り抜き動画やメイキングが拡散し、TikTokやInstagramでトレンド入りを果たすタレントは、広告主にとって費用対効果の高いパートナーとなります。完璧に作り込まれた偶像よりも、メイキング映像で見せる素直なリアクションや飾らない言葉遣いが、Z世代を中心とする若年層の共感を呼ぶカギとなっています。