ネット上のQ&Aサイトなどでは、「キーボードが反応しない時はキーボードの隙間からアルコールを流し込んで拭く」「強く連打すれば接触が戻る」といった極めて危険なアドバイスが散見されます。
無水エタノールであっても、メンブレンシートの接着層やパンタグラフの潤滑グリスを溶かしてしまう危険があり、通電状態での液体塗布は基板ショートによる完全故障を招きます。また、キースイッチを強打する行為は、内部の金属リーフを物理的に曲げてしまい、二度と復元できなくなる主因です。
さらに、「Bluetoothキーボードが頻繁に途切れるのは製品の初期不良だ」という断定も多く見られますが、実際にはPC本体のUSB 3.0ポートから発生するノイズが2.4GHz帯のBluetoothアンテナに干渉しているケースが非常に多いのが実態です。USBハブの位置を15cm離すだけで嘘のように接続が安定することは、意外と知られていない技術的ファクトです。