かつて思い出づくりが目的だった園内での撮影は、スマートフォンと高速通信の普及によって一変した。現在、TikTokやYouTubeなどのプラットフォームには、パーク内で撮影された過激な動画が日々投稿されている。再生回数や「いいね」を稼ぐため、他人の迷惑をかえりみない演出が過熱。結果として、意図的な規約違反や奇行がコンテンツとして消費される悪循環が生まれた。
こうしたSNS炎上・迷惑動画の流行は、静かに楽しみたい一般ゲストの体験を著しく損ねている。アトラクションの順番待ちで大声を出す、安全柵を乗り越えてポーズを決める、あるいは他人の顔を無断で収めたライブ配信を続ける。視聴者の反応を求める一部のインフルエンサーにとって、パークの幻想的な世界観は単なる「映え」の背景に過ぎなくなっているのだ。