現場で絶大な人気を誇る代表例が、日本の伝統行事をポップにアレンジした獅子舞工作だ。紙皿やパクパク動く牛乳パックをベースに、唐草模様のシールや顔のパーツをペタペタ貼るだけで、個性豊かな表情の獅子舞が完成する。「噛み噛みしてもらうとお熱が出ないんだよ」といった声かけを添えれば、文化に対する好奇心も自然と膨らむ。
続いて定番の雪だるま製作。立体感を意識した綿の貼り付けや、絵の具を染み込ませたスポンジによるスタンプ技法は、視覚と触覚を同時に刺激する。冷たい雪のイメージを温かみのあるクラフトに落とし込む作業は、冬の季節感を身体全体で受け止める素晴らしい機会だ。
そして、成長記録としても保護者から圧倒的な支持を集めるのが手形足形アートである。赤や緑、金の絵の具で取った手形を門松に見立てたり、足形を羽子板の羽に変身させたりする工夫が光る。半年前の手形と見比べることで、子どもの身体的成長を保育者と保護者が共に喜び合えるかけがえのない作品に仕上がる。