言葉を使わないコミュニケーションが加速した結果、新たな問題も浮き彫りになっている。それは、ネット上の文脈(コンテキスト)を読み解く能力の有無による、世代間・コミュニティ間の分断だ。
特定のミームが持つ背景や暗黙の了解を知らなければ、タイムラインで交わされている会話の意味を理解することすら難しい。直訳すると不快に思える表現も、ミームの構文として読めば高度なジョークであるといったケースは日常茶飯事だ。テキストという表層的な意味だけにとらわれると、現代のデジタル空間における本当のニュアンスを見失ってしまう。