桃太郎ジーンズを唯一無二たらしめているのが、贅沢に使用される最高級ジンバブエコットンだ。手摘みで収穫されるこの長繊維綿は、しなやかで継ぎ目が少なく、驚くほど強靭な性質を持つ。15オンス超の肉厚な生地でありながら、肌に触れる裏面は驚くほどソフトで、穿き込むほどに身体に馴染んでいく。
旧式のシャトル織機でゆっくりと時間をかけて織り上げられたセルビッチデニムには、生地の端に「赤耳」ならぬ、桃太郎を象徴する桃色のセルビッチラインが走る。裾をロールアップした瞬間に覗くこのピンクのステッチこそ、本物の岡山デニムを身に纏っている証だ。凸凹とした素朴な風合いは、現代の高速織機では決して再現できない。