病気の公表当初は、2007年に再婚した19歳年下の妻・悠加さんが自宅で献身的に介護を続けていました。しかし、レビー小体型認知症特有の幻視や昼夜逆転、徘徊などの症状が進行するにつれ、家庭内介護の負担は限界に近づいていきました。
家族で熟慮を重ねた結果、蛭子さんは24時間体制で専門スタッフの手厚いケアを受けられる介護施設(グループホーム)への入所を選択しました。この決断は決して「見放した」わけではなく、プロのサポートを受けつつ夫婦関係を健やかに保つための前向きなステップでした。
現在、悠加さんは定期的に施設を訪れ、夫の好物を差し入れたり、散歩を共にしたりと深い愛情を注ぎ続けています。施設内での蛭子さんは、スタッフに見守られながら規則正しい生活リズムを送り、パズルや塗り絵、お気に入りのテレビ鑑賞を楽しむなど、ストレスの少ない落ち着いた環境で日々を過ごしています。