強烈なペンネームについての話題は絶えない。織田信長の重臣として知られる柴田勝家 (戦国武将) と同姓同名を名乗る柴田勝家 (SF作家) は、一見すると歴史小説家と誤認されがちだ。本人もメディア出演やイベントで和装を好むなど、視覚的なセルフプロデュースを楽しんでいる節がある。
だが、そのユニークな素顔の裏には、緻密なリサーチと旺盛な知的好奇心が隠されている。日本SF作家クラブの会員としても精力的に活動し、若手クリエイターや異ジャンルの研究者との対話を通じて、常に新しい知見を取り入れ続けている。歴史上の武将の名を背負いながら、未来の思考可能性を拡張し続けるギャップこそが、彼の持つ底知れない魅力なのだ。