講義の履修難易度や単位取得のハードルという観点では、一般的に「経済学部のほうが難易度が高い」と評価されます。最大の要因は「数学(微積分・統計学)」の必須レベルにあります。
経済学部では、理論を数式とグラフで証明する講義が1年次から必修として組み込まれます。消費者余剰や弾力性の計算、回帰分析を用いたデータ検証など、文系入試で数学を避けてきた学生にとっては想像以上の高いハードルとなりがちです。「私立文系だから数学から逃げ切れる」と考えて経済学部に入学し、必修単位を落として留年危機に陥るケースは後を絶ちません。
一方、経営学部でもデータ分析や財務諸表の分析で計算を扱うものの、使うツールは四則演算や初歩的な統計、エクセル操作が中心です。数式を証明すること自体が目的ではなく、「数字をどうビジネスの意思決定に活かすか」という解釈が求められます。数学に強いアレルギーがある場合は、経営学部のほうが単位取得やゼミ研究をスムーズに進められる可能性が高いといえます。