関西圏を中心に「三田屋」と名のつく店舗や看板を複数見かけ、その関係性に戸惑う読者も多いのではないでしょうか。この背景には、創業者一族である廣岡兄弟の独立と分派という歴史が存在します。
精肉業から始まった廣岡家において、独自の文化空間としてのレストランを築いたのが「三田屋本店 やすらぎの郷」(廣岡誠氏・清司氏系)です。これに対して、テレビCMや百貨店の催事、オリジナルブランドのハムやソーセージ販売で広く知られるのが、実兄である廣岡揮八郎氏が立ち上げた「三田屋(廣岡揮八郎の三田屋・Kiyasu)」です。
ほかにもギフト加工肉を中心とする「三田屋総本家」などが存在しますが、それぞれ完全に別会社として独立経営されています。「能舞台を備え、ピアノ生演奏と庭園美を誇る兵庫県三田市の大型フラッグシップ店舗」を目指す場合は、間違いなく「三田屋本店 やすらぎの郷」を選ぶ必要があります。