近年、特に物議を醸したのが、琵琶湖沿いに設置される巨大な「目隠しフェンス」の存在だ。無料で見ようとする観客が歩道や道路に滞留し、雑踏事故が起きるのを防ぐための苦肉の策だった。しかし、これが「地元の景色を奪う」「地元住民すら自宅近くで見られない」という猛反発を招いた。
安全第一を優先する警備上の要請と、長年この地で暮らす地域住民への配慮。主催者側である実行委員会は、常にこの板挟みに頭を悩ませてきた。一方的な警備計画の押し付けでは、長年愛されてきた伝統イベントとしての誇りが揺らぐ。対話を通じた安全と地域還元とのベストバランス模索は、今も現在進行形の課題である。