テレビ報道が抑え込まれた一方で、現場の被害は深刻だった。特に彼女が主戦場としていたファッション業界やCMクライアントは、ブランドイメージの毀損を恐れて即座に対応に追われることとなった。
「アパレルブランドの担当者は青ざめていましたよ」。当時、某有名ファッション誌の編集に携わっていた人物は語る。「スポンサーからの降板要請やクレーム電話が殺到しても、事務所の威光を恐れて表立った理由を明かせない。現場のクリエイターやスタッフだけが、スケジュール調整や差し替え作業の混乱に振り回されていました」。芸能界の権力構造が生み出した歪みは、現場の第一線で働く人々に重いシワ寄せとなって襲いかかったのだ。