悲劇が起きたのは2015年2月14日未明のことだった。東京都渋谷区にある草刈正雄の個人事務所兼マンションの7階窓から、長男である草刈雄太郎氏が転落。通報を受けて駆けつけた救急隊によって病院へ搬送されたものの、まもなく死亡が確認された。
現場となった部屋は、雄太郎氏が音楽制作や執筆活動の拠点として日常的に使用していた場所であった。事件直後、現場の状況を確認した警視庁渋谷警察署は、室内荒らされの跡や遺書の存在が確認されなかったこと、さらに第三者の侵入形跡がないことから、事件性および自裁の可能性を否定。誤って手すりや窓からバランスを崩して転落した事故と断定した。