かつての理工学部を解体・再構築し、「理学部」「工学部」「生命環境学部」「建築学部」の4学部に再編した大規模改革は、今や関西の大学勢力図を塗り替えるほどのインパクトを放っている。単なる看板の掛け替えではない。カリキュラムの根幹に据えられたのは、全学部共通で展開される「AI・データサイエンス教育」と、徹底したハンズオン型の実践研究だ。
理学部では数理・物理・化学の純粋科学を極める一方で、量子情報や先端マテリアルへのアプローチを強化。工学部ではロボティクス、物質工学、情報工学の融合領域で企業との共同研究が急増している。生命環境学部はバイオテクノロジーと環境生態学の両輪でSDGs時代の解を提示し、建築学部は設計製図のスタジオ教育と都市防災のリアルなフィールドワークを直結させた。
学部再編から数年を経て蓄積された進路データを見ると、学部生の早期研究室配属率や大学院進学率、そしてプライム上場企業・先端研究所への就職実績において目覚ましい跳躍が確認できる。少人数制を活かしたきめ細かなメンターシップが、研究者としての骨太な基礎体力を養う原動力になっているのだ。