日本人の韓国語学習者コミュニティやSNSのリアルな声(知恵袋やXでの体験談)を検証すると、「カゴシポヨと言ったのに現地で聞き取ってもらえなかった」という悩みが散見されます。その背景には、カタカナ語の平板な発音と子音の強弱の違いが存在します。
日本語話者が「カ・ゴ・シ・ポ・ヨ」と5拍で均等に発音すると、韓国人の耳にはリズムが不自然に捉えられがちです。韓国語はシラブル(音節)ごとの強弱よりも、音のつながりと息の抜き方が重視されます。「가고(カゴ)」の部分は息をあまり吐かない柔らかい音で入り、「싶어요(シポヨ)」は「ポ」の音(激音ㅍの響き)を意識して明確に発音することが、現地で確実に通じさせるための秘訣です。
また、近年のソウル市内のカフェやポップアップストアでの接客現場では、若年層の店員に対して不意にパンマル(「가고 싶어」)を使ってしまい、店員を戸惑わせてしまう日本人観光客の事例も報告されています。外国人が親しみを持って話しかけたつもりであっても、韓国社会の礼儀文化(敬語体系)においては、初対面の店員には必ず「가고 싶어요」または「갈게요(行きます)」と丁寧語を用いるのが鉄則です。