火のない所に煙は立たない。だが、芸能界においては「小さな焚き火」がメガトン級の爆発として報じられることが珍しくない。ことの発端となったのは、過去にバラエティ番組やトークショーで彼女自身がこぼした「ワンオペ育児」への苦労や、夫の深夜帰宅に関する何気ないコメントだった。
仕事と家庭の両立に奮闘する母親なら誰もが共感する愚痴の一コマ。しかし、それが活字メディアやウェブマガジンのフィルターを通ることで、「夫婦関係の冷却」「すれ違いによる不和」へと歪曲されていく。言葉の一端を切り取り、センセーショナリズムで読者を煽るメディア構造が、破局説の恒常的な再燃装置となっている。