野田聖子氏の私生活を振り返る上で欠かせないのが、元参議院議員の鶴保庸介氏との関係だ。2001年に事実婚を発表した二人は、自民党内の若手ホープ同士のカップルとして世間の脚光を浴びた。だが、当時の民法が定める夫婦同姓規定が壁となった。地盤である岐阜の支援者や「野田」の姓を守るため、戸籍を入れない事実婚という選択肢をとったものの、すれ違いの末に2006年に事実婚関係を解消している。
その後、2011年に彼女が人生の伴侶として選んだのが、現在の夫である野田文信氏(旧姓・木村)だ。文信氏が野田姓へと改姓することで入籍を果たし、野田氏にとってこれが「戸籍上の初婚」となった。しかし、世間では鶴保氏との事実婚が広く認知されていたため、実質的な再婚として受け止められた経緯がある。同年には米国での卵子提供による長男の出産を発表。重い障がいを抱える長男の育児と議員活動の両立は、彼女の政治的信念を形作る決定的な契機となった。