この時短トレンドは、スタジアムの外側にある配信市場にも強烈な追い風を吹かせている。今や野球は、他の無数のデジタルコンテンツと可処分時間を奪い合うスポーツエンターテインメントの最前線に立たされている。間延びした4時間は敬遠されても、密度の詰まった2時間半なら最初から最後まで見届けられるという視聴者は驚くほど多い。
スマートフォンやスマートTVを通じて試合を届けるDAZNやパ・リーグTVでは、離脱率の低下とライブ視聴維持率の大幅な改善が顕著に現れている。隙間時間での視聴から、メインディッシュとしての生中継へ。スマートな試合進行は、若年層やライト層のファンを再びライブ配信の前に引き戻す決定打となった。