「文字を変えただけで、かき氷と焼きそばの行列が前年の1.5倍に伸びた」。ある地方都市の夏祭り実行委員はそう驚きを語る。イベントの成否を分けるのは、遠くからでも一瞬でメニューと活気が伝わる屋台POPの視認性だ。
現在、個人商店や小規模な地域団体でも導入しやすい商用利用フリーの筆文字フォントが充実している。躍動感あふれるかすれが特徴のフリー毛筆フォントや、モダンな抜け感を兼ね備えた毛筆フォントなど、選択肢は実に幅広い。無料で使えるフォントでも、文字の太さ(ウェイト)と勢いを意識して選ぶだけで、手作り感を脱したプロ顔負けの看板へと進化する。
集客力を最大化するPOP作成の鉄則は、主役となる商品名を極太の筆文字で中央からやや上部に配置し、価格情報はあえて視認性の高いゴシック系で引き締めること。文字のコントラストを際立たせるこの手法が、歩行中の来場者の脳裏に強いインパクトを残す。