ネット上で囁かれる「ペットボトルコーヒーのほうがカフェインが多い」という言説。この真相を正確に読み解くには、「100mlあたりの濃度」と「容器1本あたりの総摂取量」の決定的な違いを区別しなければなりません。
従来のショート缶(185g)コーヒーは、深い焙煎と濃厚な抽出により、100mlあたりおよそ60〜80mgのカフェインを含んでいます。これに対し、ペットボトル製品はゴクゴク飲めるよう軽やかな抽出を行っているため、100mlあたりでは約40〜60mgと濃度自体は低めに抑えられています。この数値を部分的に切り取ると「ペットボトルのほうが薄くて安心」に見えます。
しかし、決定的な落とし穴は容量の格差です。185gの缶コーヒー1本に含まれるカフェインが約110〜150mgであるのに対し、500mlのペットボトルは丸ごと1本飲むことで約200〜300mgものカフェインを一気に体内に送り込む計算になります。つまり、缶コーヒー ペットボトル カフェイン 違いの本質は、飲み口の軽さによって「知らぬ間に缶コーヒー2本分以上のカフェインを1本で飲み干してしまう構造」にあります。