「3K=肉体労働」という図式は、もはや過去のものです。オフィスワークの花形と見なされてきたIT・Web業界において、プログラマーやシステムエンジニア(SE)を指す「IT業界の新3K職種」という言葉が定着して久しいのが現状です。
IT現場における新3Kは、一般的に「きつい・帰れない・給料が安い」(または「規則が厳しい・休暇が取れない」)を指します。その背景には、IT業界特有の多重下請け構造(ピラミッド型の下請けピラミッド)と客先常駐(SES)システムが存在します。
元請けから2次請け、3次請けへと流れる過程で中間マージンが抜かれ、最下層のエンジニアは厳しい納期に追われながら長時間労働を強いられ、それに見合わない低賃金に甘んじるケースが散見されます。デスクワークでありながら、過度なプレッシャーによるメンタルヘルス不調が相次ぐなど、精神的な過酷さが現代の新3K問題の本質です。