常にネットワークと接続されている日常に対する疲弊感から、「完全なオフライン」を売りにした体験型イベントや宿泊プランが空前のブームを迎えている。週末を利用してスマホを専用ボックスに預け、デジタル音のない空間で読書やアロマ調香、瞑想に没頭する「サイレント・リトリート」だ。
「最初は通知が気になってソワソワしたが、数時間経つと脳のモヤモヤが嘘のように晴れた」。そう語る20代の参加者の表情は明るい。情報過多の時代において、「何も情報が入ってこない時間」こそが、もっとも贅沢なコンテンツとして価値を高めている。