大阪・関西万博が遺した最大のレガシーの一つは、湾岸部の交通・経済インフラの飛躍的な進化だ。かつて「都心部から少し離れた臨海施設」というイメージを抱かれがちだった南港地区だが、2026年現在の評価はまったく異なる。
特に万博開催に合わせて整備されたアクセス網の余波を受け、大阪中心部からの移動コストと時間は大幅に圧縮された。これにより、これまで梅田や難波の都心型ホールを選択していたイベント主催者たちが、一斉にベイエリアへと目を向け始めている。その中心軸に位置するのが、南港ATC(アジア太平洋トレードセンター)内に鎮座するこのホール施設である。